創業までにクリアすべき課題!起業家が成功するために事前にやるべき事

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実際に創業するまでの間に、起業家たちは様々な課題に直面しています。

 

あなたの目的が「起業すること」だけでなく、その後のビジネスを安定的に成長させることにあるなら、先輩起業家たちがどんなことに悩んだのかを知ることはとても重要です。

 

ある起業家はその悩みや課題を解決できずにあきらめてしまうかもしれません。

また、ある起業家は悩みや課題を真摯に解決しようとしなかったため、起業後にとても苦労するかもしれません。

 

起業が頓挫し、創業後に苦労することがないようにするために、創業する前までにこれらの悩みや課題について解決しておくことは、起業をよりスムーズに進めることが出来るだけでなく起業の成功をより確実なものにします。

 

起業家になるための4つのステージ

起業するまでには間には4つのステージがあります。

それは、次の4段階です。

  1. 潜在的起業希望者
  2. 初期起業準備者
  3. 起業準備者
  4. 起業家(企業家)

中小起業白書2014年度版第3部第2章から図を引用します。



①の潜在的起業希望者は上の図からも分かるとおり、漠然としてはいますが、起業を1つの選択肢と考えている人です。起業に全く興味がない人はこのステージに入ってきません。

②の初期起業準備者は、起業に向けて片足を突っ込んだ人です。ただやはり、起業するのに不安を感じます。したがって、このステージの人はインターネット、書籍、セミナーなどで積極的に情報を収集します。

③の起業準備者は、起業に向けて動き出した人です。このステージの人は具体的に開業資金を準備や、事業計画を練ったりします。

 

それでは、具体的に初期起業準備者、起業準備者、起業家(企業家)の課題を見てみましょう。

起業家の解決すべき課題とは?

まず、初期起業準備者の課題を見てみましょう。

引用は中小企業白書2014年度版からです。


 

多いのは、「経営知識一般」「事業に必要な専門知識・技術の習得」に関する課題です。

「資金調達」や「販売先の確保」といったリアルな悩みはそれほど切実には感じていないようです。

また、初期起業準備者は、起業に片足だけ突っ込んだ状態なので「特にない」というのが圧倒的に多いのも興味深い点です。

まだ、起業をリアルに頭に描けていないからでしょう。

 

次は起業準備者です。

こちらも中小企業白書2014年度版から引用します。

 

やはり、「経営知識一般」、「事業に必要な専門知識・技術の習得」は多いですね。

一方、「特にない」は下がってきています。

起業準備者は具体的に事業計画など策定したりしますので、「知識・スキル」について不足しているのを痛感するのでしょう。

 

続いては、起業準備者が起業直前に直面した課題です。

これも中小企業白書2014年度版から。

劇的に変わってきます。

 

 

「経営知識一般」が多いのは同じです。しかし、「特にない」がまた増えています。

そうじゃない人もいると思いますが、ある程度やるべきことはやったということなのでしょうか?

 

ここで注目すべきは、劇的に順位を上げた「販売先の確保」です。

一方、「資金調達」は将来の資金調達という点では不安は継続するものの、起業するにあたってはある程度の準備はできたということなのか比率は下がっています。

 

「販売先の確保」、これは実にリアルで切実です。

なぜなら、売上を継続的にあげていかなければ商売が成り立ちません。

この段階になって、「販売先の確保」を考えているようでは遅いのです。

起業直前に、「販売先の確保」について課題だと考えている起業家は、おそらく創業すればいくらでもお客様が来ると思っているのでしょう。

 

最後は企業家(創業後の起業家)を見てみましょう。

起業してから数年たった経営者は一体何を課題と捉えているのでしょうか?

これは2012年度版中小企業白書からの引用です。

 

 

「営業力・販売力の強化」が他を圧倒しています。

これは、「販売先の確保」とほぼ同じと考えていいと思います。

売上に不安を抱えたままそれを解消せずに起業すると、創業後に悩み続けることになります。

起業家が事前に必ずやるべき事・・・

起業すると「売上」というものに頭を悩まし続けなければなりません。

しかし、私たちの多くはそのための原理原則や方法論を知らないのですから、ある意味しかたのないことです。

「起業家」の悩みでは「経営知識一般」というのが、最後まで上位にありました。

けどれども「企業家(創業後の起業家)」になると「経営知識一般」というのはどこかに吹き飛んでしまいます。

とてもリアルで具体的な「営業力・販売力の強化(販売先の確保)」という課題に直面します。

 

ですから、「起業家」であるあなたが、もし身に付けなければならない経営知識があるとすれば、それは「経営知識一般」ではなく、「マーケティングに関する経営知識」です。

もちろん、起業のステージの初期のステージでは、手続き的な面を含めた「経営知識一般」が必要ではあるでしょう。

しかし、起業後の安定的成長のためには、なるべく早い段階で「マーケティングに関する経営知識」を身に付けることが重要になってきます。

まとめ

起業家が優先して身に付けるべき経営知識は「マーケティングに関する経営知識」です。

決して、「経営知識一般(財務・会計を含む)」ではありません。

マーケティングを知らずに起業するのは、ジャングルに武器やサバイバルスキルを持たずに入るのと同じです。

最近では良質な書籍、セミナー、インターネットサイトなどもあるようですので、創業前に学ばれることをお勧めします。

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