企業を存続させる資金管理! 起業したら「これだけ3ステップ」

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創業からしばらくの間は資金的、財務的な備えが十分でないことは珍しくありません。しかし、その状態を放置するのは危険です。

今回はファイナンスがよくわからないまま経営をはじめてしまっても、生き残るための資金管理ポイントについて考えてみます。

資金管理といっても創業期の経営者が必ず押さえておくべきポイントは難しくないので、資金で致命的な失敗をしないよう基本だけはきちんと習得してください。

起業家の資金管理力を簡易チェック

3つの質問であなたの資金管理をチェックしてみましょう。

Q1 会社の主要なキャッシュ・フローを、直ちに漏らさず書き出すことができますか?

Q2 今後のキャッシュ・フローを見積もって向こう1年間のキャッシュ残高推移を予測できますか?

Q3 資金不足の懸念が生じた場合、これを解消する実行可能かつ有効な複数の対策を立てることができますか?

いかがでしたか?

3つの質問すべてに躊躇なく「はい」と回答できたあなたの資金管理は合格レベルです。資金で失敗するリスクが低いこの場合は、事業の成長のために「売れる仕組み」を構築して実践するというミッションに集中できます。

一方そうでない場合はこの危険な状態を放置してはいけません。「売れる仕組み」の構築と並行して、資金管理レベルを改善しなくてはいけません。

生存可能性を高める3ステップ

ステップ①:自社キャッシュ・フローを把握する。

・現状の収入及び支出の内容とその金額と時期・頻度を棚卸する。

・今後の環境変化、意思決定により生じる可能性があるキャシュ・フローの変化を洗い出す。

ステップ②:今後の資金不足を予測できるようにする。

将来の支払や投資に必要な資金が確保できるかを早期に把握するため、資金繰り計画表を作成して今後のキャッシュ・フローとキャッシュ残高を予測できるようにする。

ステップ③:資金不足の解決策を実行できるようにする。

資金繰り計画で明らかになった将来の資金不足を未然に回避するため、資金を増やす手段をとれるようにする。その中でも金融機関からの借入は、創業間もない企業でも実現可能性が高く金額的インパクトも大きいため最初に検討すべきです。ただし資金が不足してからアクションをおこしても希望する融資がスムーズに獲得できるとは限らないため、融資申請に備えて日頃からの対策が大切になります。

事業を発展させるための資金についての注意点

資金が尽きると事業は続けられない、とはいっても節約ばかりしていると会社は成長できません。ときには思い切って資金を使う決断も必要です。資金管理の目的は、ムダな支出を削減しつつ会社成長のための投資ができるように、必要な資金を確保することと考えてください。

まとめ

3つのステップをクリアすることで創業初期の資金に関するリスクは大幅に低減でき、資金で余計な心配をすることなく本来業務に注力できるようになりなります。

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