利己的な起業動機はダメか?

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起業の動機は人それぞれでしょう。

なぜ、あなたは起業するのでしょうか?

大志を抱いて起業する人もいます。

そのような起業家を知ると、自分がつまらない人間に思えたりします。

起業のステップでは、予期せぬトラブルで心が折れそうになることが多々あります。

そんな時、より多くの収入を得たいといった利己的な理由で起業したからトラブルが起こったのではないかと思ってしまうことがあるかもしれません・・・

 

「自分のため」という動機で起業してはダメなのでしょうか?

起業の動機を社会貢献などの「他人のため」と収入確保などの「自分のため」に分けるとしたら、「自分のため」の起業が圧倒的に多いようです(中小企業白書2014年度版 第3部 第2章 第3-2-14図)。

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もちろん、社会への貢献などを目指した「他人のための」起業はとても素晴らしいと思います。

しかし、現実に気高い動機を持って起業する起業家はそんなに多くはないのです。

 

なぜなら、起業を目指して動き出した段階ではお客様に接していないわけで、なかなか「他人のため」ということが具体的にイメージしにくいからです。

 

一方、「自分の裁量で仕事がしたい」とか、「より多くのお金を得たい」とかいった「自分のため」の起業は行動に結びつきやすいと思います。

人は、希望やワクワク感より、まず不満や苦痛の回避を優先するものだからです。

 

あなたもひどい歯痛や頭痛の日にディズニーランドに行きたいとは思わないはずです。

これは、そんな日に行っても楽しめないという理由ではなく、この痛みをなんとかしてくれという苦痛の回避を優先しているからです。

 

そして、「自分の裁量で仕事がしたい」というのは、今が「自分の裁量で仕事ができていない」という不満や苦痛があるのです。

また「より多くのお金を得たい」というのは、今現在「(自分の働きと比べると)満足する水準のお金ではない」という不平や不満があります。

起業のスタートダッシュのために欲望の力を最大限利用する!?

起業する動機として、取って付けたような「大志」を抱くなら、スレートに自分の欲望に忠実なほうが行動しやすいように感じます。

しかも、現状の不満や苦痛の回避ははパワーが強いです。

 

起業の動機がその後の成功にどのような影響を与えるのか(動機は成功要因か)といった調査結果は私の知る限りありませんので、起業の動機で気おくれする必要はまったくありません。

むしろ、こういったパワーを利用したほうがいいでしょう。

 

あなたは、こういった欲望を利用した起業では、悪いビジネスを立ち上げてしまうのではないかと危惧するかもしれません。

しかし、お金儲けしたいとかいった欲望は人を騙してお金を取ることとイコールではありません。

確かに、一部の起業家の中には悪い人もいます。

でも、あなたはこういった起業家に嫌悪感を持つはずです。

つまり、あなたは悪い起業家にはなりません。

 

そして、実際にビジネスを立ち上げ、お客様から「ありがとう」といった感謝の言葉をもらったり、お客様との関係が親密になればなるほど、「他人のため」がよりリアルに具体的になってきます。

だから、起業に向けて動くときに、曖昧模糊なかっこつけた大志を持つ必要はないのです。

まとめ

社会貢献といった起業の動機は、一部の優れた起業家しか持てないでしょう。

また、それがなければ起業家として成功できないわけではありません。

むしろ、私たち普通の起業家は、「より多くの収入を得たい」とか「働く時間をコントロールしたい」とかいったパワフルな欲望を積極的に利用すべきです。

そいうった欲望を起業するために利用したからといって、悪い起業家になるわけではないからです。

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