ビジネスの時間を上手く管理したいと思うのに、全然余裕がない・・・。
もう、忙しくて、頭も体もヘトヘトだ。こんなことなら、起業しなければ良かったと思わず弱気になってしまいます。
忙しいのはある意味、あなたのビジネスが上手くいっている証と言えるかもしれません。
しかし、今のままでは、このような状態から脱するのは難しいでしょう。
なぜ、余裕のある社長と余裕のない社長がいるのでしょうか?
もしかしたら、あなたは、なんでも自分ひとりで「背負い込む」病に冒されてしまっているのかもしれません。
はっきり言って、あなたは、やりすぎです!!
起業したあなたなら、わかるはずです。
起業当初は事業資金も少なく、お客様も思ったほどつかないため、心細い思いをしたことを・・・。
これが、あなたがなんでも自分でなんでもやろうとしてしまう理由の一つです。
つまり、事業資金がなくなる恐怖を味わいたくないのです。「事業資金の節約」を第一に考えてしまうのです。
もちろん、事業資金は重要でありますが、あなたの一番重要なリソースは時間であるはずです。
経営はしなければならないことはたくさんあります。
あなたはその中で、自分がしければならない仕事、あなたにしか出来ない仕事を「選択」しそれにリソースの大部分を「集中」しなければならないのです。
すべてをあなたが自分ひとりでやろうと考えることには、無理があるのです。
あなたのリソースを1点に集中する!!
以上のようにあなたが起業するとあなたが携わる仕事はヤマのようにあります。
しかし、本当にあなたが集中してすべき仕事はそれらのすべてでしょうか?
あなたしかできない仕事があります。
それは、商品・サービスの売るしくみを作る仕事です。
自分で立ち上げたビジネスなのですから、これはあなたにしかできません。
そして、あなたのビジネスを成立させるのはお客様です。
決して、オフィスやコンピュータなどではありません。
ですから、あなたは、お客様を獲得し、維持していく仕事に集中すべきなのです。
あなたは、その仕事にどれだけの時間を費やしているでしょうか?
もし、あなたがその仕事に時間をほとんど使っていない(つまり、あまり考えていない)というなら、考え方を変える必要があります。
でも・・・、やはりお金がもったいない
その気持ちはわかります。
あなたが仕事をやる分には、お金が減りませんから。お金と違い時間は誰でも与えられているため、喪失の痛みをそれほど感じません。
でも、考えてみてください。本当にそれでいいのでしょうか?
もし、あなたが年収(手取り)500万円くらいは欲しいとしましょう。
社会保険や税金の負担を考えると、その1.3倍、つまり650万円(額面としての給料)が必要です。
1日10時間、300日働くとすると、あなたの時間価値は、2200円ほどになります。
つまり、あなたは、お金を直接的には生み出さない活動(たとえば、会計処理などの事務処理)をすることにより、1時間あたり2200円を失っているのです。
会計処理を1時間800円で頼めるなら迷わず頼むべきなのです。
なんでも自分でやろうとせず、頼んでも問題ない仕事は他に任せるべきです。
あなたは事業資金の枯渇という恐怖をもうそろそろ克服しなければなりません。
時間という限られたリソースをもっと有効活用することを考える必要があります。
そのためには、あなたは「やらないこと」を明確にすべきです。
そうすることにより、今より多くの有効な時間をあなたのビジネスに費やすことが可能になります。
まとめ
起業すると、そこにある事業資金の節約のみに関心が向いてしまいます。
しかし、お客様を獲得し、維持していく活動をしなければ、どんなにあなたが「節約」したところで、いずれあなたの事業は立ち行かなくなります。
こんなことにならないように、創業時は、あなたのリソースの80%は、売る仕組みをつくる活動にあてましょう。