会計を経営に役立てる簡単な考え方!

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あなたが会計を嫌っている理由の一つは、会計がそれほど役立っているとは思えないからでしょう。

本音を言うと、税務署や銀行に決算書を提出しなくていいなら、会計なんて面倒くさいしやりたくないと考えているかもしれません。

ましてや、税務署や銀行から、折角作った決算書に文句をつけられようなものなら、なおさら役立たずだと思うでしょう。

あなたが言うように、会計は役立ちません、決算書を作成するだけでは・・・。

あなたの成功を約束する会計!?

書店に行くと会計関連の本を多く見つけることができます。

最近では、経営者向けの会計本も増えています。

それら会計本の主張に多くみられるのは「会計は経営に役立つ」です。

なかには、「会計によって夢(ビジネスの成功)が叶う」といった主張まであります。

 

しかし、こうした会計本の主張とは違い、現実には役立たないと感じている経営者が多いのは、何故なのでしょうか?

決算書などの会計情報は会社の状態を見たり、また積極的に経営に活かしていくための道具、手段にすぎません。

つまり、決算書を作れば、会社の状態が分かるようになるわけではありませんし、ましてやあなたを成功へ導いてくれるわけではないのです。

決算書の作成などの手段が目的となってしまうと、会計を経営に役立てることができません。

会計はコックピットの計器だ!!

会計の目的の一つは、経営の実態を示すことにあります。

ですから、この実態を読み解く力がなければ、役立つわけがないのです。

いわば、会計はコックピットの計器です。

コックピット内の計器が読めなければ飛行機を飛ばすことができないのと同じように、決算書の読み方が分からなければ会社をどう運営していけばいいか分かりません。

 

なお、あなたがパイロットなら、計器が飛行機の“傾き”を示しているのに、計器の方をいじって“水平”にしようとは考えないでしょう(墜落してしまいます)。

しかし、会計ではこのような誘惑にかられることが多々あります。

これは実態を読み誤り、倒産なのどの兆候を発見できない危険がありますので、注意が必要です。

参考 ➡ 不正会計がビジネスに致命的な影響を与える理由!

計器を読み解くのはそんなに難しいことではない!?

鳥の目であなたの会社を見る「社長の会計」はそれほど難しいわけではありません。

むしろ、決算書を作成していくという「従業員の会計」の方が本当は難しいのです。

また、「社長の会計」をマスターするのに、「従業員の会計」をマスターしなければならないということもありません。

もちろん、「従業員の会計」の知識があればそれに越したことはありませんが。

参考 ➡ 経理を100%経営に活かす方法

 

では、なぜ「社長の会計」はそんなに難しくないのでしょうか?

それは、会計の本来の目的にあります。

決算書を作成するのは、経営に携わらない外部株主などの利害関係者に実態を報告するためにあります。

そのような目的で作られた決算書を読み解くのに何十年もかかるほど難しいのなら、その目的を果たすことができません。

会社の実態を俯瞰で見るための会計が難しく感じるのは、読み解くためのツールを知らないだけです。

なお、このブログの「会計力」では、決算書を読み解くスキルも今後、お伝えしていく予定です。

夢をかなえる会計!?

もしかすると、あなたは次のように思っているかもしれません。

経営の実態を読み解くだけでなく、成功への道筋を示すような役割を会計には担って欲しいと。

やろうと思えば出来ます・・・、大変ですが・・・。

しかし、決算書を鳥の目で見るスキルである「社長の会計」とは別のスキルが必要です。

そもそも外部株主などの利害関係者への報告を目的に作る決算書をそのまま利用しただけで、“会計が夢をかなえてくれる”わけがありません。

なぜなら、その目的から決算書は利害関係者の要求の最大公約数にすぎない、誤解を恐れずに言えば、大雑把なものだからです(多くの利害関係者の会計報告への要求にいちいち応えていたら、決算書はどんどん細かくなり、収拾がつかなくなります)。

 

自分の会社の中に、細かい資料や数値が眠っているのに、それを利用せずに外部のもののために作った、大雑把な決算書だけで会計が成功へ導いてくれることはないでしょう。

そして、成功への道筋を“示す”という会計の目的を達成するためには管理会計と言われるもの(以下「経営のための会計」とします)が必要です。

それは、「社長の会計」の延長線上にあります!!

「社長の会計」は「従業員の会計」の延長線上にはありません。

つまり、「社長の会計」は独自にマスターすることが可能です。

 

しかし、「経営のための会計」は「社長の会計」の延長線上にあります。

なぜなら、将来に役立つような「経営のための会計」は、情報が足りないという現状の不満が出発点だからです。

「経営のための会計」は、あなたが思っている「あの商品は利益出てるの?」とか「この機械を買うのは得なの、それとも損なの?」とかといった決算書からだけでは読み取れない細かい要求に応えることができます。

だから、「社長の会計」で“もっと知りたい”、“将来の経営に役立てたい”といった不満が出てこない限り「経営のための会計」の必要性を感じることがありません。

「経営のための会計」は「社長の会計」をマスターした後の話になります。

 

なお、あなたも作成している経営計画は「経営のための会計」です。

しかし、それを上手く活用できていないのは、経営計画書を作成すれば、目標に自動的に運んでくれるという

誤解があるからかもしれません。

中小企業経営者は大きな会社のように目標を達成するための実行プランを練ってくれる人はいません。

ですから、あなた自身が実行プランを作らなければ、経営計画は絵に書いた餅になります。

参考 ➡ なぜ?経営計画は失敗するのか?

まとめ

会計を税務署や銀行に提出するためだけと考えるのはもったいないことです。

会計はあなたが思う以上に役立ちます。

しかし、多くの経営者が会計を嫌い、誤用します。

 

会計は、自社の状態を正しく見る、投資の判断をする、目標を設定するとなどの目的にあった使い方をすれば、あなたの経営を力強くサポートします。

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